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更新日:2015年10月16日

Vol.19 笹川のあばれ地蔵保存会

笹川のあばれ地蔵保存会

安積町笹川地区に伝わる、引き縄に結ばれた地蔵が宙高く舞い、大地に打ちつけられる不思議な行事。平成18年に市指定重要無形民族文化財に登録され、伝統を引き継ぐ保存会会長の重川守さんと事務局長の石部政男さんにお話を伺いました。

活動のきっかけは?

室町時代に、米の収穫を終えた村民が、秋祭りの無事を願って、縄に結ばれた地蔵を村中で引っ張った風習が「あばれ地蔵」の由来です。実際に、地蔵を地面に打ちつける行事となったのは、約140年前からとされています。

この伝統を地域の子どもたちに残し、歴史を知ってもらいたいと思い、平成17年に保存会を立ち上げました。

どのような行事ですか?

毎年11月2日に開催しています。当日は地元の子どもたちが各家庭を回り、威勢のよい掛け声で厄除けと家内の平穏などを祈って、木彫りの地蔵を地面に打ちつけます。

一見、罰当たりのように思えますが、これは大地に対する鎮魂の意味があり、全国的にも大変珍しく、貴重な行事です。迫力もあるので、初めて見る方はとても驚かれますよ。

普段の活動は?

あばれ地蔵を広く知ってもらうために、イラスト入りの冊子を学校や地域の各家庭に配布したり、育成会などで紙芝居を披露しています。親しみやすいゆるキャラの「開運・じぞまる」もいるんですよ。

また、地域の歴史を伝える「笹川語りの会」と協力して、小学校や介護施設などで講演会を行っています。あばれ地蔵だけではなく、地域の歴史についても興味を持つきっかけになってほしいですね。

最近は市外でも活動しています。震災後に復興祈願として相馬市を訪れ、地元の皆さんと一緒にあばれ地蔵を行い、交流を図りました。大変喜んでもらえてうれしかったです。

今後は?

伝統を将来に引き継ぐために、私たちができることを考え取り組んでいきたいです。また、安積町には多くの史跡が残っています。併せて楽しめるような企画も行いたいですね。

今年も11月2日㈪に、安積町の天性寺を本会場にあばれ地蔵を開催します。体験もできますし、語り部による民話や紙芝居の披露も行いますので、ぜひお越しください。

(広報こおりやま2015年11月号より。内容は当時のもの)

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