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更新日:2014年2月1日

「耕到天」習作

藤島武二(1867~1943)

「耕到天」習作 1936

油彩・キャンバス 38.0×45.7cm

「耕到天是勤勉哉。耕連空是貧哉。」瀬戸内海に面して続く段々畑を見た中国人のこのことばから想を得て、画家は信州に取材して数点の習作を描いた後、「耕到天」(大原美術館所蔵)を仕上げ1938(昭和13)年第2回新文展に出品しました。これはその2年前に描かれた習作のひとつ(他にメナード美術館所蔵作品がある)で、完成作とはまた異なった、生き生きとした筆致が魅力となっています。黄色や桃色の花畑、わずかにのぞく空などを美しい色彩で配し、一面の春が描かれています。

藤島武二は、日本近代美術の中心的役割を担いながら、生涯にわたって清新な画風を求め続けました。