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更新日:2019年2月14日
福島県感染症発生動向調査週報において、定点医療機関からのインフルエンザ患者の報告数が、県内全体で警報レベルとなる30.00を超えています。郡山市においては、2月13日公表の郡山市内13指定医療機関における1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は、1日あたり33.92人と警報レベルとなっています。
手洗いの励行、外出時のマスクの着用など予防対策に努めましょう。また、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方は重症化する恐れがありますので、早期受診を心掛けましょう。
インフルエンザの感染力は非常に強く、日本では毎年約1千万人、約10人に1人が感染しています。例年11月頃より流行が始まり、1月から3月に流行のピークを迎えます。
発熱、咳、のどの痛み等の症状がある方は、感染を拡大させないように登園・登校・出勤は控え、早めに受診しましょう。なお、受診する場合には、必ずマスクをして(咳エチケット)できるだけ日中に受診しましょう。
夜間や休日に受診する場合には、「郡山市休日・夜間急病センター」や「休日当番医」を利用しましょう。
感染症の流行状況を可視化し、早期対策を促すウェブアプリケーション「ワーンニング」をご利用ください。ご利用方法は下記のリンク先より確認できます。
郡山市版インフルエンザ予防啓発(簡易版)を作成しました。
必要に応じて、印刷して御活用ください。(A4サイズですので、拡大印刷をお勧めします。)
インフルエンザワクチンは、罹患した場合の重症化防止に有効と報告されており、わが国でも年々ワクチン接種を受ける方が増加しています。
例年、10月上旬より各医療機関での予防接種が開始となります。ワクチンが十分な効果を維持する期間は接種後約2週間後から約5ヶ月とされています。
手洗いは手指など体に付いたインフルエンザウイルスを除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず感染予防の基本です。また、帰宅時の手洗い、うがいは一般的な感染症の予防のためにもおすすめします。インフルエンザウイルスはアルコールによる消毒でも効果が高いため、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50パーセントから60パーセント)を保つことも効果的です。
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
インフルエンザが流行してきたら、できるだけ人混みや繁華街への外出を控えましょう。特に、高齢者や慢性疾患を持っている方、疲労気味、睡眠不足の方は、注意が必要です。やむを得ず外出するときは、マスクの着用が予防策の一つとして考えられます。ただし、人混みに入る時間は極力短時間にしましょう。
普段から咳エチケットを守ることが大切です。
インフルエンザに対する治療薬としては、抗インフルエンザウイルス薬(商品名タミフル、リレンザ、シンメトレル、ラピアクタ、イナビル)があります。ただし、その効果はインフルエンザの症状が出はじめてからの時間や病状により異なりますので、使用するかは医師の判断になります。
抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常1日から2日間短縮され、ウイルス排泄量も減少します。なお、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場合、十分な効果は期待できません。効果的な使用には用法、用量、期間(服用する日数)を守ることが重要です。(薬に添付されている説明書を参照してください。)
普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などの症状が中心で、全身症状はあまりみられません。一方、インフルエンザは、38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。併せて普通のかぜと同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状もみられます。小児ではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している人では肺炎を併発する等、重症になることがあります。
厚生労働省作成の「平成30年度今冬のインフルエンザ総合対策について」「インフルエンザ施設内感染予防の手引き」「インフルエンザQ&A」などを参考に、利用者及び職員の感染・重症化予防に努めてください。
なお、集団発生の恐れがある場合には、所管課及び地域保健課感染症係へ相談・報告ください。
よくある質問
お問い合わせ
保健福祉部保健所地域保健課
〒963-8024 福島県郡山市朝日二丁目15-1
電話番号:024-924-2163
ファックス番号:024-934-2960
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