戦後日本の銅版画のパイオニアとして、銅版画の表現の可能性を切り開き、後進を育て、銅版画という芸術ジャンルを確立した駒井哲郎。
駒井は、眼にみえる現実と眼にみえない心の内を銅版画で表現することを追い求めた才能豊かな版画家でした。夢と現実が織り成す多彩な作品は、私たちを空想の世界へと誘ってくれます。
本展では駒井哲郎の全貌の軌跡を、資生堂名誉会長・福原義春氏が蒐集した約500点の一大コレクションによって紹介します(期間中、全作品総入れ替えの2部構成でご覧いただきます)。慶応中学時代の初期作品から、郡山市出身の作曲家・湯浅譲二氏らと共に、諸芸術のジャンルを超えて展開された「実験工房」時代、国際展で受賞し世界の舞台でも高い評価を獲得した1950年代を経て、ブックワークや色彩豊かなカラー作品、モノタイプなど新たな展開を見せた60年代以降から晩年まで、銅版画に生涯を捧げた駒井哲郎の大回顧展となります。どうぞ御期待下さい。


*作品はすべて福原コレクション(世田谷美術館寄託)
©Yoshiko Komai 2011/JAA1100217

                  
 「La Maison Jaune(黄色い家)」
 1960年
 ディープ・エッチング、アクアチント

    
  
「束の間の幻影」                  「花と果実(Fleurs et fruits)」
1951年                        1973年
サンドペーパーによるエッチング            モノタイプ

関連行

○講演会 [聴講無料] 
「在りし日の駒井哲郎」
1月22日(日)午後2時から
多目的スタジオ
講師:中林忠良氏(版画家、東京藝術大学名誉教授)

○美術講座 [聴講無料]
1月15日(日)、1月29日(日)午後2時から
講義室
講師:当館学芸員

○ギャラリートーク[要観覧券]
1月14日(土)、1月28日(土)午後2時から
企画展示室
講師:当館学芸員

○映画会上映会 [入場無料]
「実験工房」関連の映画特集
 2月11日(土)午後2時から
「母たち」1967年 36分 監督:松本俊夫 音楽:湯浅譲二       「Garçon(少年)」1858年頃
「薔薇の葬列」1969年 107分 監督:松本俊夫 音楽:湯浅譲二     アクアチントほか
                                 
                                 
                              

会期 2012年1月5日(木)〜2月12日(日)
第T部 2012年1月5日(木)〜1月22日(日)
第U部 2012年1月25日(水)〜2月12日(日)
開館時間 午前9時30分〜午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日、1月9日(祝・月)は開館、翌日休館。
1月24日(火)は展示入れ替えのためご覧いただけません。
主催 郡山市立美術館
協賛
観覧料 一般:500(400)円、高・大生:300(240)円
  ( )内は20名以上の団体料金
65歳以上、中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方:無料